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大巻 伸嗣《Memorial Rebirth》

2009年11月21日

ホワイトキューブから公共空間まで、多様な場において繊細かつ大胆なインスタレーション作品を制作している大巻は、横浜臨海部を主会場とする国際展「横浜トリエンナーレ2008」に参加し、町に点在する歴史的な場所や文化的な場所など様々な場に内在する記憶を大量のシャボン玉の光に変え、再生するパフォーマンスを行っていました。大巻は約150年の歴史の中で作りだされた場所の中で、現在も社会的な問題や背景が色濃く残る寿町での実施は、社会が作り出した影の部分を表面化させる重要な意味を持つと考え、2008年の初回誘致が実現しました。翌年は、「寿作戦」により改修がはじまる前の寿公園で実施しました。1分間に10万個のシャボン玉が発生する機械を用いたパフォーマンスは、きらびやかな横浜臨海部とは対照的に目を背けられてきたまちの姿を再び浮き上がらせ、見る者にその「いま」を記憶に焼きつけるきっかけを与えます。パフォーマンスの間、多くの地域住人と大巻作品をきっかけにまちを訪れた観客が時間を共にし、大きな驚きと感動を味わいました。

時期:2008年11月18日、2009年11月21日
場所:寿町総合労働福祉会館 広場(2008)、寿公園(2009)
協力:株式会社大巻スタジオ、財団法人寿町勤労者福祉協会、東京画廊+BTAP、株式会社AIP東京
プレス掲載:キュレーターになる!(書籍)、ヨコハマ経済新聞(ウェブ)、いぶき(地元機関誌)ほか

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2009

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2008

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