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浦田 琴恵《永遠の開拓者たち》

2009年8月28日

鹿児島県・桜島を活動拠点とする浦田は、未来美術家・遠藤一郎の誘いによりはじめて寿を訪問。人型のオブジェ約400 体を建築壁面に設置する大規模なインスタレーション作品を様々な人の手をかりながら制作しました。かつての日雇労働者が多い地域住人に、大正時代の噴火の際に桜島を追われ、新たな土地を開拓した人々の姿を重ねたものです。作品は約10 ヶ月に渡って展示され、地域の七夕祭りの際にとりはずし、そのひとつひとつを短冊に見立てて願いごとを書いてもらいました。浦田はこの間に「越冬闘争」を体験。まちの現状と向き合いながら言葉にならない思いをドローイングとして描きためていました。それを構成し、プロジェクトのドキュメントも合わせて収録したものがドローイング作品集です。以降、まちとの継続的な関わりを求めて企画実施しているのが「寿合宿」です。

時期:インスタレーション:制作/2008年9月、展示/2008年9月〜2009年7月
   ドローイング:制作/2009年1月、作品集発行/2009年8月
   「寿合宿」 :実施/2010年1月〜
場所:インスタレーション 寿町総合労働福祉会館ほか町内各所
   ドローイング 寿オルタナティブ・スタジオ
協力:財団法人寿町勤労者福祉協会
プレス掲載:美術の窓(雑誌)、ヨコハマ経済新聞(ウェブ)、HAMArt(! フリーペーパー)、いぶき(地元機関誌)ほか

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インスタレーション《永遠の開拓者たち》
ベニヤ板を糸ノコで切り出し、赤いペンキで着色したものを強粘着テープで建物に貼付けていきます。寿では目立つ服装の方がかえって安全、作品のイメージと自身の姿を一致させてもらおう、との考えから、赤い作業服を着て活動に臨みました。

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ドローイング集
制作にあたっては、収録点数や掲載順を吟味し、ページをめくる中で浦田がまちへ向けたまなざしに創造力がふくらむ構成を心がけました。印刷用紙には原紙と質感が似ているものを使用しています。イベントやツアー実施の際に物販や資料として使用したり、アート系書店で委託販売しています。
編集:橋本誠 デザイン:茂木隆宏

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